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石破氏を首相に選出、新内閣発足へ 午後9時から記者会見

ロイター / 2024年10月1日 18時48分

 10月1日、 自民党の石破茂総裁が衆参両院本会議の首相指名選挙で第102代首相に選出された。写真は同日、官邸に入る石破首相(2024年 ロイター/Issei Kato)

Kentaro Sugiyama

[東京 1日 ロイター] - 自民党の石破茂総裁が1日午後、衆参両院本会議の首相指名選挙で第102代首相に選出された。石破首相は皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て内閣を発足させ、午後9時から記者会見する。臨時国会の会期は9日までと決まった。

新内閣は外相に岩屋毅・元防衛相、財務相に加藤勝信・元官房長官、防衛相に中谷元・元防衛相、総務相に村上誠一郎・元行政改革相をそれぞれ起用。外交・防衛については、石破氏に近いメンバーによる安定した布陣とした。林芳正官房長官、斉藤鉄夫国交相は岸田文雄政権から再任した。

全19閣僚のうち、初入閣は13人。経済産業相に武藤容治・元経産副大臣、デジタル相に平将明・元内閣府副大臣、経済再生相に赤沢亮正財務副大臣を登用した。赤沢氏は石破氏の最側近の1人で、石破政権の重要政策の一つである防災庁の設置準備も担当させる。

無派閥の議員の起用が多く、旧安倍派を中心とした政治とカネの問題に関与したとされる議員は要職から外れた。女性閣僚は阿部俊子・文部科学相、三原じゅん子・こども政策担当相の2人で、岸田政権の5人から減った。

官房副長官には橘慶一郎衆院議員、青木一彦参院議員、事務担当の副長官に佐藤文俊・元総務事務次官を充てた。

国家安全保障に関する重要政策を担当する首相補佐官に長島昭久衆院議員を起用。岸田政権でも補佐官を務めた森昌文氏、矢田稚子氏は再任した。

自民党の総裁選で勝利した石破氏は30日の会見で「新政権はできる限り早期に国民の審判を受けることが重要」と述べ、27日に衆議院選挙を実施すると表明した。9日に衆院を解散し、15日に公示とするスケジュールを描く。

※写真を差し替えました。

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