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英小売店頭価格、9月は約3年ぶり大幅下落=業界団体

ロイター / 2024年10月1日 12時39分

英小売協会(BRC)が10月1日発表した調査結果によると、9月の国内小売店での店頭価格は約3年ぶりの大幅な下落となった。インフレが消費を圧迫する状況が弱まっている兆しが示された。写真はロンドンの食料品店。3月撮影(2024年 ロイター/Isabel Infantes)

[ロンドン 1日 ロイター] - 英小売協会(BRC)が1日発表した調査結果によると、9月の国内小売店での店頭価格は約3年ぶりの大幅な下落となった。インフレが消費を圧迫する状況が弱まっている兆しが示された。

BRCによると、9月の店頭価格は前年同月比0.6%下がり、2021年8月以降で最大の下落率となった。8月は0.3%値下がりしていた。店頭価格の下落はここ9カ月で7度目。

食品以外の価格は2.1%下落した。8月は1.5%の下落だった。

BRCのヘレン・ディッキンソン最高責任者は「物価上昇ペースの鈍化は確かに消費者に歓迎されることだが、継続している地政学的緊張や気候変動、政府による規制のコストなどが、こうした傾向を反転させる可能性がある」と述べた。

食品価格は2.3%上昇し、8月の2.0%上昇から伸びが加速した。ディッキンソン氏は、主要な農産地での不作が調理用油と砂糖の価格上昇につながったと説明した。

公式発表によると、8月の消費者物価指数(CPI)上昇率は2カ月連続で2.2%となり、41年ぶりの高水準となった22年10月の11.1%を大きく下回った。ただ、イングランド銀行(英中央銀行)が注目するサービス価格はやや上振れした。

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