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UBSの資本要件、破綻処理準備体制が決定要因=スイス財務相

ロイター / 2024年11月1日 14時30分

 10月31日、スイスのケラーズッター財務相は金融大手UBSの資本要件強化に関する検討について、必要とされる水準は同行が経営危機時に再編するか金融安定を脅かすことなく破綻処理に入る準備体制が整っているかで決まるとの見解を示した。 写真はUBSのロゴ。6月、スイス・ルツェルンで撮影(2024年 ロイター/Denis Balibouse)

[チューリヒ 31日 ロイター] - スイスのケラーズッター財務相は31日、金融大手UBSの資本要件強化に関する検討について、必要とされる水準は同行が経営危機時に再編するか金融安定を脅かすことなく破綻処理に入る準備体制が整っているかで決まるとの見解を示した。

スイス政府は今年4月、システム上重要と見なす大手行に対する監督強化案を公表。昨年クレディ・スイス(CS)が陥ったような経営危機に他行が見舞われないようする狙いがある。

UBSはCSを救済合併した。

ケラーズッター氏はブルームバーグのイベントで、CSの米英子会社は自己資本が十分ではなかったが、海外部門の資本を今後どの程度重視すべきかについては当局が現在検証していると説明。

大手行が海外部門への出資率を60%あるいは100%に近づけるべきかについては言及を避けた。

外国では出資比率が60%を上回るところもあり、海外に追いつこうとしているとも語った。

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