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午後3時のドルは152円半ばへ反発、米雇用統計前に買い戻し

ロイター / 2024年11月1日 15時30分

 11月1日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の152円半ばで取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年2月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 1日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の152円半ばで取引されている。米雇用統計の発表を今夜に控え、前日に急落したドルの買い戻しが先行した。

この日のドルは、朝方こそ前日海外の流れを引き継ぐ形で売りが先行したが、次第に買い戻しが優勢となり、午後には152円半ばまで切り返した。雇用統計の発表前に、売り込んだドルを買い戻す動きが強まったという。

市場では「現在151円半ばを走る200日移動平均線が、テクニカル的な下支えとなっている。きょうの雇用統計などを経て、この水準を維持できるかが目先のポイントになる」(外銀関係者)との声も聞かれた。

手じまいを急ぐ動きが目立ったのは、来週の米大統領選の行方が見通しにくいことも影響したようだ。各社の世論調査によると、トランプ氏とハリス氏の支持率は拮抗が続いているうえ、同様に接戦となりそうな議会選の行方や、僅差ゆえに注目度が上がる開票の進捗状況、投票に関連したトラブルの発生リスクなど「不透明要因が山積している」(国内金融機関アナリスト)ためだ。

不安定な市場心理を反映する形で、通貨オプション市場では、大統領選をまたぐ1週間物の予想変動率(インプライド・ボラティリティ)が18%台と、週初の12%台から大きく上昇し、1週間で14円の円高が進んだ8月上旬以来の水準に達した。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 152.54/152.55 1.0871/1.0872 165.84/165.86

午前9時現在 151.97/151.99 1.0884/1.0885 165.40/165.42

NY午後5時 152.03/152.04 1.0883/1.0884 165.46/165.49

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