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イスラエル首相、同国船爆発でイランが関与と主張 イランは否定

ロイター / 2021年3月1日 18時57分

 3月1日 イスラエルのネタニヤフ首相(写真)は同国所有の船舶が先週、オマーン湾を航行中に爆発したことについて、イランが関与したことは明らかだとの認識を示した。2020年12月、エルサレムで撮影(2021年 代表撮影)

[エルサレム 1日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は、イスラエル籍の船舶が先週、オマーン湾を航行中に爆発したことについて、イランが関与したことは明らかだと指摘した。イラン外務省報道官は関与を強く否定し「ペルシャ湾の安全はイランにとって極めて重要だ」と述べた。

爆発を起こしたのは車両運搬船「MVヘリオス・レイ号」で、先月25日から26日午前にかけて爆発。米当局者によると、船体の両側に穴が開いた。イスラエル当局者は、艦船の破壊工作に使われるリムペットマインと呼ばれる爆弾が使用されたと述べた。

ネタニヤフ首相はイスラエル公共放送協会(KAN)ラジオに「確かにイランによる作戦だった。それは明らかだ」と発言。

イスラエルは報復するのかとの質問には、イランの核開発を防ぐ決意を改めて表明し「われわれは地域全体で(イランを)攻撃している」と述べた。

KANによると、ネタニヤフ首相のインタビューは先月28日夜に事前に録画された。その後、シリアは、イスラエルがシリアの首都ダマスカス近郊の標的をミサイルで攻撃したと非難した。

イスラエルは、シリアへの攻撃について事実確認を避けているが、同国は先に、シリア国内でのイランの配備や武器引き渡しに対して、頻繁に軍事攻撃を行っていることを明らかにしている。

ネタニヤフ内閣の閣僚で海軍の最高司令官を務めたヨアブ・ガラント氏は、爆発した「MVヘリオス・レイ号」の画像を見ると、船体の穴は外側に仕掛けられた爆の爆発で空いたもので夜間の破壊工作によるものだとの見方を示した。

*内容を追加しました。

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