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EUでワクチン証明の本格運用開始、デルタ株で足並みに乱れも

ロイター / 2021年7月2日 1時36分

欧州連合で1日、新型コロナウイルスワクチンを接種したことを示す域内共通のデジタル証明書の運用が本格的に始まった。写真は5月17日、ローマのフィウミチーノ空港で撮影(2021年 ロイター/Remo Casilli/File Photo)

[リスボン/ロンドン 1日 ロイター] - 欧州連合(EU)で1日、新型コロナウイルスワクチンを接種したことを示す域内共通のデジタル証明書の運用が本格的に始まった。証明書保持者はEU内を自由に渡航できることから、夏の旅行シーズンに向けて、観光業の活性化に期待が高まる。

ワクチン証明書の運用を巡っては、空港や航空会社の業界団体から欧州の空港に混乱をきたす恐れがあると懸念の声が上がっていたものの、仏パリのオルリー空港のスタッフは1日、証明書のQRコードの読み取りによって搭乗手続きが迅速化されたことを指摘した。

しかし、インドで最初に確認された感染力の強い新型コロナ変異株「デルタ株」を巡る警戒感が高まる中、ドイツは先月、デルタ株の感染が拡大しているポルトガルからの入国を制限しており、一部で足並みが乱れる恐れもある。

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