人型ロボットのフィギュアＡＩ、エヌビディアやＭＳから6.75億ドル調達

２月２９日、人型ロボットを開発する米新興企業フィギュアＡＩは、アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏や半導体大手エヌビディア、マイクロソフト（ＭＳ）などから６億７５００万ドルを調達したと発表した。写真はエヌビディアのロゴ。２０２３年３月撮影（２０２４年　ロイター/Dado Ruvic）

Harshita Mary Varghese　Krystal Hu

[２９日 ロイター] - 人型ロボットを開発する米新興企業フィギュアＡＩは２９日、アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏や半導体大手エヌビディア、マイクロソフト（ＭＳ）などから６億７５００万ドルを調達したと発表した。企業価値の評価額は２６億ドル。

対話型人工知能（ＡＩ）「チャットＧＰＴ」を手がけるオープンＡＩと協力関係を結んだことも明らかにした。人型ロボット用の生成ＡＩ開発で協力する。

調達ラウンドにはオープンＡＩスタートアップファンド、アマゾン・インダストリアル・イノベーション・ファンド、パークウェイ・ベンチャー・キャピタル、インテル・キャピタル、アライン・ベンチャーズ、ＡＲＫインベストなども参加した。

フィギュアＡＩ創業者のブレット・アドコック最高経営責任者（ＣＥＯ）は、ロボット工学用大規模言語モデルの開発、製造強化、雇用拡大に資金を充てると述べた。

また、ＡＩインフラとトレーニングにマイクロソフトのクラウドサービス「アジュール」を活用すると語った。

同社が開発するＡＩモデルはチャットＧＰＴ最新版を基に、フィギュアＡＩが収集したロボット工学の行動データで特別に訓練されたものになる。

昨年実施した外部投資家からの初の調達ラウンドで、パークウェイ・ベンチャー・キャピタルが率いる投資家から７０００万ドルを調達した。