午前の日経平均は急反発、一時700円超高、半導体株高で4万円に急接近
ロイター / 2024年3月1日 12時6分
3月1日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比717円67銭高の3万9883円86銭と急反発し、4万円の大台に急接近した。写真は窓ガラスに映った株価ボード。都内で2月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)
Noriyuki Hirata
[東京 1日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比717円67銭高の3万9883円86銭と急反発し、4万円の大台に急接近した。史上最高値を更新した。米国市場でハイテク株高となり、寄与度の高い半導体関連株が軒並み高となって指数の上昇をけん引した。
日経平均は、88円高で寄り付いた後も急速に上値を伸ばし、一時721円高の3万9888円11銭に上昇した。その後、前引けにかけて高値圏での推移が続いた。東京エレクトロンなどの半導体関連株が寄与度上位に並び、ファーストリテイリングの寄与分を除いた上位4銘柄でも日経平均を約290円、押し上げた。
市場では「堅調な企業業績に加え、日本株への海外勢の関心の高さも踏まえると需要は強く、すぐに上昇基調が途絶える様子はない」(東京海上アセットマネジメントの若山哲志株式運用部シニアファンドマネージャー)との見方が聞かれた。
一方、「モメンタムがついており、降りたら負けの側面がある」(国内証券のアナリスト)との声もあり、急ピッチの上昇への警戒感も聞かれる。「いったん落ち着くような局面があれば、その後の一段高が見込みやすくなる」(若山氏)との指摘もある。
大型株に買いが集まっている様子がうかがえる。規模別では大型株のTOPIX100指数の1.38%高に対し、ミッド400指数が0.87%高、スモール指数が横ばい。プライム市場の値上がり銘柄数約4割に対し、値下がりは約5割で、指数が上昇している中にあって値下がりの方が多い。 TOPIXは1.14%高の2706.18ポイントで午前の取引を終了した。バブル後高値を更新した。東証プライム市場の売買代金は2兆5784億6600万円だった。東証33業種では、値上がりは保険や鉱業、電気機器など28業種で、値下がりはパルプ・紙や空運、水産・農林など5業種だった。
アドバンテストや東京海上HLDGが堅調。トヨタ自動車は昨年来高値を更新した。一方、セブン&アイHLDGは軟調だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが729銘柄(44%)、値下がりは880銘柄(53%)、変わらずは48銘柄(2%)だった。
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