メキシコ大統領支持率が一段と低下、暴力増加と景気低迷で=調査
ロイター / 2020年3月2日 12時24分
<description role="descRole:caption"> 3月2日、調査会社ブエンディア・アンド・ラレドが1日発表した世論調査によると、ロペス・オブラドール大統領(写真)の支持率が一段と低下している。写真はメキシコシティ で2月撮影(2020年 ロイター/Henry Romero) </description>
[メキシコ市 1日 ロイター] - 調査会社ブエンディア・アンド・ラレドが1日発表した世論調査によると、ロペス・オブラドール大統領の支持率が一段と低下している。記録的な暴力事件発生率と景気低迷が原因とみられている。
調査は2月20─26日、1000人の成人に実施。その結果、大統領支持率は62%で、前回調査が行われた昨年11月末時点の67%から低下。昨年2月の支持率は85%だった。
同調査会社のホルヘ・ブエンディア代表は「経済と治安の問題が徐々に支持率を押し下げ始めている」と述べた。
大統領は、過去最悪の水準にある暴力発生率を低下させ、経済成長を加速させると公約して2018年12月に就任。しかし、メキシコは昨年緩やかな景気後退(リセッション)に突入、殺人事件発生率は記録を更新している。
また、世論調査によると、メキシコが誤った方向に進んでいるとの回答は全体の40%で、11月の29%から上昇。一方、正しい方向に進んでいるとの回答は49%となり、同57%から低下した。
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