中国の国連大使、今年の経済目標達成に自信 新型ウイルスでも
ロイター / 2020年3月3日 8時24分
3月2日、中国の張軍国連大使は、新型コロナウイルス感染拡大のマイナス影響に触れつつも、2020年の経済目標の達成は可能と述べ自信を示した。写真は国連安保理に出席した張氏。2019年8月撮影(2020年 ロイター/Lucas Jackson)
[国連 2日 ロイター] - 中国の張軍国連大使は2日、新型コロナウイルスの感染拡大は中国経済に「マイナスの影響」を及ぼしているものの、2020年の経済目標の達成は可能と述べ自信を示した。
同大使は、3月から中国が国連安全保障理事会の議長国となるのに伴い開かれた記者会見で、新型ウイルスは明らかに大流行しており、中国経済にマイナスの影響を及ぼしているとした。
そのうえで、「国内経済は底堅く、国内消費と国内市場は巨大で、中国経済の基盤はしっかりとしていることから、われわれが設定した今年の経済的、社会的目標は達成できるとかなり確信している」と説明。「われわれは、中国経済の将来を信じている」と強調した。
中国政府が新型ウイルス封じ込めに向け相次ぎ措置を打ち出したことから、経済はかなり減速したとエコノミストは考えている。第1・四半期はマイナス成長になったとの見方もある。
昨年12月に中国の武漢で発生したとみられる新型ウイルスは感染が各国に広がり、世界全体の感染者は8万6500人を超えている。感染の大半は中国国内で確認されている。中国国外では60カ国以上に感染が拡大し、感染者の数は8700人を超え、100人以上が死亡している。
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