今年のドイツ経済、従来予想以上に悪化もと経済相

　６月２日、ドイツのアルトマイヤー経済相（写真）、今年の同国経済について、従来予想以上に悪化する可能性があるとの見方を示した。５月２５日、ベルリンで撮影（２０２０年　ロイター/Markus Schreiber）

［ベルリン　２日　ロイター］ - ドイツのアルトマイヤー経済相は２日、同国経済は今年、従来予想以上に悪化する可能性があるとの見方を示した。

政府の最新の予測では今年の経済成長率はマイナス６．３％と、戦後最大の落ち込みになるとみられている。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて経済活動の大部分は数カ月間、停滞状態にあった。

しかし、アルトマイヤー氏はＩＴ部門の業界団体ビットコム主催のフォーラムで「予想以上の大幅悪化となる可能性を排除しない」と述べた。

フランスのルメール経済・財務相は同日、新型コロナウイルス危機と、それを受けたロックダウン（都市封鎖）で、今年の同国経済は１１％のマイナス成長になるとの見方を示した。仏政府は従来、８％のマイナス成長を予想していた。