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EU・英の将来の関係性巡る協議、進展「極めて限定的」=独首相

ロイター / 2020年7月2日 9時35分

 7月1日、ドイツのメルケル首相は、EUと英国が行っている将来の関係性を巡る協議について、進展は「極めて限定的」だとし、合意できない可能性もあるとの認識を示した(2020年 ロイター/Fabrizio Bensch)

[ベルリン 1日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は1日、欧州連合(EU)と英国が行っている将来の関係性を巡る協議について、進展は「極めて限定的」だとし、合意できない可能性もあるとの認識を示した。

英国は1月31日にEUを離脱。年内は移行期間が設けられており、この期間中は英国はEUの単一市場と関税同盟に残っている。移行期間が終了する年末に向け、双方は自由貿易協定の締結を急いでいる。

ドイツは1日に任期6カ月の輪番制のEU議長国に就いた。移行期間は、ドイツがEU議長国を務める間に切れることになる。

メルケル首相は議会の質疑応答で「慎重に言えば、交渉の進展は極めて限定的だ」と指摘。

「秋にも妥結できるよう、交渉を加速することを英国側と合意した」とする一方で、ドイツとEUは「合意が実現できない可能性に備える必要がある」と警告した。

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