ソフトバンクG出資に絡む独ワイヤーカード仕組み債、売却手続き始まる
ロイター / 2020年7月3日 8時57分
ソフトバンクグループがドイツの決済サービス大手・ワイヤーカードに出資した際に引き受けた転換社債を担保とする仕組み債を巡り、入札方式の売却手続きが始まったことが明らかになった。写真はワイヤーカードのロゴ。ミュンヘン近郊で1日撮影(2020年 ロイター/Andreas Gebert)
[ロンドン 2日 ロイター] - ソフトバンクグループ<9984.T>がドイツの決済サービス大手・ワイヤーカード
仕組み債は額面9億ユーロ(10億1000万ドル)で、7月8日まで売却先を募集する。ロイターが資料を確認した。スイス金融大手のクレディ・スイスが手続きを進める。
ワイヤーカードは不正会計などの疑惑に揺れており、ドイツの警察当局が本社と関係先の家宅捜索を行っている。同社が前週、破産手続きを申請したことを受け、管財人は資産売却を開始。債権者の多くは同社債の売却を急いでいる。
ソフトバンクグループによるワイヤーカードへの出資は、株式の直接取得ではなく、将来株式に転換する可能性がある新株予約権付社債(転換社債)の引き受けを通じて行われた。
出資の直後にクレディ・スイスは、ソフトバンクが保有する転換社債を裏付けにする9億ユーロ相当の新発債を投資家に販売。実質的なリパッケージ債(仕組み債)で、この販売はソフトバンクグループに利益をもたらした。
仕組み債は著名投資家ウォーレン・バフェット氏が投資する際、自身の投資会社、バークシャー・ハザウェイにもたらすリスクを抑えるために活用した手法として有名だ。
ワイヤーカードの仕組み債を現在保有する債権者は、今回の売却で多額の損失を被るとみられる。リパッケージ債
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1「今買わないと後悔しますよ」 客を萎えさせる「店員の声かけ」はこれだ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 8時5分
-
2福井のブランド米「いちほまれ」の新米、昨年より価格6割高で店頭に…生産量は2000トン増の見通し
読売新聞 / 2024年9月22日 8時43分
-
3「無料のモノはもらわない」お金のマイルール 日々を健やかに過ごす「失敗を許容するお金」
東洋経済オンライン / 2024年9月22日 9時0分
-
4「三菱商事、伊藤忠、ゴールドマン・サックス」がずらり…偏差値55なのに就職実績"最強"の「地方マイナー大学」の秘密
プレジデントオンライン / 2024年9月22日 10時15分
-
5「チープカシオ」なぜ人気? 安価だけではない、若者に支持される理由
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月22日 7時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください