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米ウィスコンシンのデモ参加者、市など提訴 「外出禁止令は違憲」

ロイター / 2020年9月2日 14時10分

 9月1日、米中西部ウィスコンシン州ケノーシャで黒人男性が白人警官に背後から銃で複数回撃たれた事件への抗議デモに参加し、夜間外出禁止令違反で逮捕された4人が1日、憲法で保障された言論の自由を否定されたとして市と郡を提訴した。写真は銃撃後に燃やされた自動車。ケノーシャで8月撮影(2020年 ロイター/Brendan McDermid)

[1日 ロイター] - 米中西部ウィスコンシン州ケノーシャで黒人男性が白人警官に背後から銃で複数回撃たれた事件への抗議デモに参加し、夜間外出禁止令違反で逮捕された4人が1日、憲法で保障された言論の自由を否定されたとして市と郡を提訴した。

ウィスコンシンの連邦地裁に提出された訴状によると、原告側は、黒人男性の銃撃に抗議するデモ参加者150人以上が拘束されたのに対し、警察を支持するデモ隊は自由に路上を歩き回ることが許されたと主張。

「ケノーシャには2つの法律がある。1つは警察の暴力と人種差別に抗議する人に適用されるもので、もう1つは警察を支持する人に適用されるものだ」としている。

さらに、警察が夜間外出禁止令を利用して憲法で保障された活動への参加を妨げているほか、警察支持派を逮捕しないのは夜間外出禁止令の恣意的な執行であり、憲法で保障された法による平等な保護に違反していると主張した。

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