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EU、WHOのコロナワクチン購入枠組み利用を排除せず

ロイター / 2020年9月2日 23時37分

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、EU加盟国は世界保健機関(WHO)が主導する新型コロナウイルスワクチンの世界的な公平分配を目的とした枠組み「COVAXファシリティー」を通じてワクチンを購入する可能性があると発表した。写真はイメージ。4月撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)

[ブリュッセル 2日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、EU加盟国は世界保健機関(WHO)が主導する新型コロナウイルスワクチンの世界的な公平分配を目的とした枠組み「COVAXファシリティー」を通じてワクチンを購入する可能性があると発表した。

これにより、EU加盟国は米メルク やイノビオ 、ノババックス などEUと交渉していない企業からワクチンを確保することが可能になる。上記3社はいずれもCOVAXへのワクチン供給で交渉中だが、欧州委との交渉は現時点で報じられていない。

EU加盟国は、欧州委が交渉中のワクチン開発企業と同時期に交渉を行わないことを確約しているが、欧州委の広報担当者によると、これは「COVAXを通じて他のワクチン開発企業との交渉に参加する可能性を排除するものではない」という。

EU当局者は7月、COVAXは時間や費用がかかるなどとして、欧州委が加盟27カ国に対しCOVAXを通じたワクチン購入を行わないよう勧告したと述べていたが、方針を変更したもよう。

WHOは8月、富裕国がCOVAXに参加するための条件を緩和した。

また、EUの動きが実質的にCOVAXの弱体化につながっているとの批判も出ていた。

EUは現時点で、新型コロナワクチンの事前購入で英アストラゼネカ と合意したほか、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) 、仏サノフィ 、米モデルナ 、独キュアバック と交渉中。EU当局者によると、米ファイザー と独ビオンテック が共同開発しているワクチンについても交渉しているという。

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