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コロナ封鎖中の米交通事故死者数が減少=運輸省

ロイター / 2020年10月2日 10時17分

米運輸省道路交通安全局(NHTSA)の速報値によると、新型コロナウイルス感染拡大抑制のため実施されたロックダウン(都市封鎖)期間中、米国の交通事故による死亡件数は減少したが、ドライバーがより危険な行動をする確率が上昇し、死亡率は過去15年で最高水準に達した。写真は米バージニア州での交通事故の現場。2019年12月22日撮影。(2020年 ロイター/サードパーティ提供)

[ワシントン 1日 ロイター] - 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)の速報値によると、新型コロナウイルス感染拡大抑制のため実施されたロックダウン(都市封鎖)期間中、米国の交通事故による死亡件数は減少したが、ドライバーがより危険な行動をする確率が上昇し、死亡率は過去15年で最高水準に達した。

6月30日までの3カ月間の交通事故による死亡率は、運転距離

1億マイル当たり1.42人で、2005年以来最高となった。

一方、交通事故による死者数は前年同期から3.3%(302人)減の8870人だった。

2019年の死亡率は同1.10人で2014年以来最低、死者数は2%減の3万6096人だった。

NHTSAはリポートで、「運転者が、スピードを出す、シートベルトを着用しない、薬物やアルコールの影響を受けている状態で運転するなど、より危険な行動をするようになった」と指摘した。

NHTSAのジェームズ・オーエンズ局長代行は、「このような傾向はいままで見たことがない。可能な限り速やかにこの傾向を反転させるため、緊急に行動する必要があると感じる」と述べた。

州知事幹線道路安全協会(GHSA)は、「あまりに多くのドライバーが、ガラガラの道路を見て、スピードを出す、薬物やアルコールの影響を受けた状態で運転する、抑制のない運転をするなど、危険な行為に及ぶようになった」と指摘した。

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