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バイデン氏、激戦州で有権者の戸別訪問を実施へ 直前で方針転換

ロイター / 2020年10月2日 10時29分

 10月1日、米大統領選民主党候補のバイデン前副大統領の陣営は1日、複数の激戦州で対面の選挙運動を開始すると発表した。オハイオ州クリーブランドで9月30日撮影(2020年 ロイター/Mike Segar)

[1日 ロイター] - 米大統領選民主党候補のバイデン前副大統領の陣営は1日、複数の激戦州で対面の選挙運動を開始すると発表した。新型コロナウイルス感染抑制のため戸別訪問をやめ、オンライン上での選挙戦を展開してきたが、最終局面に来て戦略を転換した。

民主党内からは、バイデン氏の選挙戦略が慎重に過ぎ、支持の拡大に至っていないと懸念する声が出ていた。特に2016年の前回選挙時、トランプ大統領が激戦州を僅差で制したことが勝利につながったことを考慮すると、これらの州で対面の選挙運動を行わないのは間違いだとの指摘があった。

また、フロリダ州では、トランプ氏が最近の世論調査でラテン系の支持を拡大してきていることから、バイデン氏の選挙活動が積極的でないことを憂慮する有権者の声も聞かれていた。

バイデン氏は今後数日内に、ネバダ、ミシガン、ニューハンプシャー、ペンシルベニアの各州で数百人のボランティアを動員し、電話やオンラインでの接触が困難な有権者宅を戸別訪問して支持を訴える。その後、他の州にも対面での選挙運動を拡大していく方針。

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