英アストラゼネカ、日本でもコロナワクチン治験を再開

英製薬大手アストラゼネカは２日、英オックスフォード大学と共同開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、日本での臨床試験（治験）を再開したと発表した。写真はアストラゼネカのロゴの前に置かれた、ワクチンのラベルを貼った試験管。9月撮影。（ 2020年 ロイター /Dado Ruvic/File Photo ）

［東京　２日　ロイター」 - 英製薬大手アストラゼネカ は２日、英オックスフォード大学と共同開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、日本での臨床試験（治験）を再開したと発表した。

同社は９月６日、被験者１人に説明できない疾患が生じたためとして、全世界で治験を中断したことを明らかにした。

その後、英国、ブラジル、南アフリカ、インドでは、各国の規制当局の確認のもと、安全に配慮した試験再開が可能だとして、臨床試験を再開した。

日本でも、英国における評価結果およびこれまでに得られた安全性データを評価し、独立行政法人

医薬品医療機器総合機構（ＰＭＤＡ）と協議した上で、被験者の安全性に配慮した形で試験を再開することが可能と判断したという。