英コロナ感染、急拡大続いている恐れ＝政府専門家

英政府の専門家は２日、このところの新型コロナウイルス感染急増がやや鈍化したことを示すデータが出ているものの、感染再拡大が急ペースに続いている可能性がなお高いという見解を示した。写真は英国で撮影（２０２０年　ロイター/Lee Smith）

［ロンドン　２日　ロイター］ - 英政府の専門家は２日、このところの新型コロナウイルス感染急増がやや鈍化したことを示すデータが出ているものの、感染再拡大が急ペースに続いている可能性がなお高いという見解を示した。

政府の科学者によると、新型コロナ感染者１人が新たに何人に感染させるかを示す「実効再生産数」は１．２─１．５から１．３─１．６に小幅上昇した。

国立統計局（ＯＮＳ）の推計では、新規感染数は９月２４日までの１週間で約８４００人。前週の９６００人から減少。８─９月の急増後、罹患率が平準化している可能性を示す「限定的な証拠」になるとしていた。

９月３０日までの２日間の感染者数は７０００人を上回ったが、１０月１日はやや減少した。