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米大統領選、トランプ氏が集計の信頼性疑問視 弁護士関与も

ロイター / 2020年11月2日 13時56分

 11月1日、米大統領選まで残り2日となった1日、トランプ米大統領は、選挙の信頼性に再び疑問を呈した。写真はジョージア州 で撮影(2020年 ロイター/Carlos Barria)

[ローマ(米ジョージア州)/フィラデルフィア 1日 ロイター] - 米大統領選まで残り2日となった1日、トランプ米大統領は、選挙の信頼性に再び疑問を呈した。投票日の後も票の集計が続けば「ひどいこと」だとして、自身の弁護士を関与させる可能性を示唆した。

今回の選挙では期日前投票が増加しており、すでに6000万人近い有権者が郵便投票を行った。一部の州では郵便投票の集計に数日、もしくは数週間かかることも考えられ、投票終了後の3日夜に勝者が判明しない可能性がある。

トランプ氏はノースカロライナ州での集会前に記者団に対し、「選挙後、長い間(結果を)待たなければならないのは公正ではない」と語った。

ペンシルベニア州など一部の州では、投票日まで郵便投票の処理を開始しないため、結果判明に時間がかかるとみられている。

専門家は、米国の選挙で不正はまれだとしているが、トランプ氏はこれまでに証拠を示さずに、郵便投票は不正の温床だと繰り返し主張している。

トランプ氏は記者団に対し「当日夜、選挙が終われば直ちに弁護士と協力する」とも述べたが、詳細には踏み込まなかった。

選挙人の獲得結果が不透明でも、自身が優勢な状況なら3日夜に勝利宣言すると側近に明かした、とのアクシオスの報道については否定した。ただ、投票日の後も票の集計が行われるのは「ひどいこと」だと語った。

民主党大統領候補のバイデン前副大統領はフィラデルフィアでアクシオスの報道について記者団に問われると「大統領が選挙を盗むことはない」と述べた。

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