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仏製造業PMI、10月改定値は51.3に小幅上昇 今後悪化の公算

ロイター / 2020年11月2日 18時51分

[パリ 2日 ロイター] - IHSマークイットが発表した10月の仏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は51.3と、9月の51.2をやや上回った。

速報値の51.0から上方修正された。好不況の分かれ目となる50を上回った。

ただ、フランスではロックダウン(都市封鎖)が再導入されており、IHSマークイットは、製造業が近く打撃を受ける公算が大きいとの見方を示している。

フランスのマクロン大統領は先月28日、新型コロナウイルスの感染防止に向け、12月1日までの約1カ月、全土で再び都市封鎖を実施すると発表した。[nL4N2HJ4HH]

IHSマークイットのエコノミスト、エリオット・カー氏は「今回のPMI統計は、10月のフランス製造業が堅調だったことを示している。新型コロナで受けた打撃から回復が続いた。生産の伸びは鈍化したが、おおむねトレンドに沿った水準を維持しており、新規受注の増加ペースは加速した」と述べた。

ただ「新型コロナ関連の行動規制は長期化するリスクが高い。PMI速報値によると、最近の外出禁止措置の導入でサービス部門にはすでに大きな悪影響が出ている。今後、製造業にも波及する可能性が高い」と述べた。

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