米国との国境規制、世界的にコロナ抑制されるまで継続＝カナダ首相

１２月１日、カナダのトルドー首相（写真）は、新型コロナウイルス感染が世界的に明らかに制御可能となるまで、米国との国境規制を続ける方針を示した。オタワで１１月撮影（２０２０年　ロイター/Blair Gable）

［オタワ　１日　ロイター］ - カナダのトルドー首相は１日、新型コロナウイルス感染が世界的に明らかに制御可能となるまで、米国との国境規制を続ける方針を示した。

米国とカナダは３月に不要不急の往来禁止で合意、以後月単位で規制を延長している。

ただ、貿易は影響を受けない。カナダから米国には毎月、全体の輸出の７５％の品目が出荷されるなど、両国経済の関係は深い。

首相はカナダ放送協会（ＣＢＣ）に対し、「世界的に新型コロナの制御度が大きく高まるまでは、我が国は国境規制を緩和しない」と語った。

一方、「必需品、農産物、医薬品の貿易が従来通り行われていることは信じられない幸運だ」と述べた。