米FDA長官、12月半ばのワクチン承認は「可能」=ABC
ロイター / 2020年12月2日 10時30分
米食品医薬品局のハーン長官は1日、米製薬大手ファイザーが緊急使用許可を申請した新型コロナウイルスワクチンについて、全てが順調に行けば12月半ばに承認することは「可能」と述べる一方、時間がかかる可能性もあるとの見方を示した。写真はファイザーのコロナワクチン、資料写真、10月撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)
[1日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)のハーン長官は1日、米製薬大手ファイザーが緊急使用許可を申請した新型コロナウイルスワクチンについて、全てが順調に行けば12月半ばに承認することは「可能」と述べる一方、時間がかかる可能性もあるとの見方を示した。
ABCニュースのインタビューで、FDAの諮問委員会が12月10日に開く会合後、数日中もしくは数週間中にワクチンが実用化されるかと問われ、「予測は難しい」とした上で、「(会合後)比較的速やかになるだろうが、対応すべき問題が出てくる可能性もある」と述べた。
アザー米厚生長官はファイザーのワクチンについて、FDAが12月10日の諮問委員会の数日後にも判断を示すとの見方を示している。
ハーン長官は、12月15日の週にワクチンが実用化されるかとの質問に明確な回答を避け、「可能性はある。全てうまくいく必要がある」と述べた。
その上で、全ての医薬品審査の場合と同様に、FDAの科学者は製薬会社が提出した安全性と有効性のデータをじっくり精査する必要があると強調した。
ハーン氏は、ホワイトハウス関係者と1日に面会し、ワクチンを巡る状況について説明したことも明らかにした。アクシオスは前日、メドウズ大統領首席補佐官がワクチン実用化の時期を巡りハーン氏を呼び出したと報じていた。
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