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ファイザーのワクチン、緊急時使用リストへの追加検討=WHO

ロイター / 2020年12月3日 1時59分

世界保健機関(WHO)は2日、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンに関するデータを受け取り、緊急時使用リストに追加する可能性について検討していると発表した。写真は10月31日撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)

[ジュネーブ/チューリヒ 2日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は2日、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンに関するデータを受け取り、緊急時使用リストに追加する可能性について検討していると発表した。

ロイターに対する声明で、WHOは新型コロナワクチンの評価に関する情報へのアクセスを巡り英国医薬品庁(MHRA)と協議しており、これによりWHOの緊急時使用リスト入りが早まる可能性があるとした。

英政府は2日、ファイザーとビオンテックの新型コロナワクチンの緊急使用を承認した。ファイザーの新型コロナワクチンの承認は世界初で、米国や欧州連合(EU)に先駆けて来週から接種が始まる見通し。

WHOで緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は、英政府による緊急使用承認を歓迎した上で、「3─4種類以上のコロナワクチンが必要だ。生産量を増やし価格を引き下げなければならない。われわれは単回投与型のワクチンを求めている」と述べた。

また「今後3─6カ月で感染者急増を防ぐのに十分な量のワクチンを確保できるとは思えない」とし、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)を維持し、感染拡大を抑制する他の制限措置を順守するよう呼び掛けた。

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