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米シェール生産パイオニア、ダブルポイント買収へ 64億ドル規模

ロイター / 2021年4月2日 16時33分

[1日 ロイター] - 米シェールオイル・ガス生産会社パイオニア・ナチュラル・リソーシズは1日、非公開企業のダブルポイント・エナジーを買収すると発表した。買収規模は約64億ドル。

パイオニアはパーミアン盆地での態勢を強化する方針。昨年10月に45億ドルでのパースリー・エナジー買収を発表して以来、5カ月強で2度目の大型買収となる。

買収内容はパイオニア普通株約2720万株、現金10億ドル、約9億ドルの債務・負債引き受けからなっている。

米シェール各社は、原油価格回復に向け態勢強化を図る中、再び買収機会を探っている。

財務体質が盤石な企業が、負債を抱えた非公開企業を買収し、生産量よりも利益を重視した経営を目指すケースが目立つ。

エンバーラスの合併・買収(M&A)担当アナリスト、アンドリュー・ディットマー氏は、ダブルポイント・エナジーのような急成長している石油会社を成熟した企業が買収すれば「米国のシェールで再び市場が供給過剰になり価格が急落するとの懸念が後退する」と述べた。

米石油大手コノコフィリップスは1月、米シェールオイル生産のコンチョ・リソーシズの買収(97億ドル規模)を完了。米シェール企業デボン・エナジーも、同業WPXエナジーを58億ドルで買収した。昨年は、米石油大手シェブロンが、米石油・天然ガス生産会社ノーブル・エナジーを約121億ドルで買収している。

今回の買収は、株式非公開の米石油会社の買収としては2011年以降で最大の規模。

パイオニアは、ダブルポイントの稼働リグ数を7基から5基に減らし、生産ペースを抑制する。今回の買収は、パイオニアの1株当たりのキャッシュフローと利益を今年から押し上げる要因になる見通しという。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

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