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NY外為市場=ドル小幅高、FOMC控え

ロイター / 2021年11月3日 6時7分

終盤のニューヨーク外為市場ではドルが小幅高となった。2020年5月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 2日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場ではドルが小幅高となった。きょうから2日間の日程で始まった米連邦公開市場委員会(FOMC)ではテーパリング(量的緩和の縮小)着手を発表するとみられている。

米連邦準備理事会(FRB)は3日、イングランド銀行(英中銀)は4日に金融政策を巡る判断を発表する。

OANDAのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「インフレが制御できず、中銀が行動を起こさざるを得なくなるというテーマが展開されるだろう」と述べた。

ドル指数は0.19%高の94.106。

市場はFRBのテーパリング発表を完全に織り込んでおり、利上げ開始時期が注目されている。

ウエスタン・ユニオン・ビジネスソリューションズのシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏は「市場はやや前のめり気味に来年の複数回の利上げを織り込んでおり、これに対するFRBからの反発があるかを見極める必要がある」と指摘。「政策金利を巡る議論はインフレに関するものが全てではなく、雇用市場も含まれる。FRBは政策当局者が利上げを検討していることを認める前に雇用市場が実質的に危機を脱したことを確認したいだろう」と述べた。

一方、オーストラリア準備銀行(豪中銀)は2日、債券利回りを低水準で維持する目標を廃止した。早期利上げに向け道を開くことで新型コロナウイルス禍で講じた景気刺激策の解除に向け大きな一歩を踏み出した。ただ、ロウ総裁は政策については忍耐強く取り組む考えを示し、来年5月にも利上げがあり得るとの市場の観測を改めて否定した。

これを受け、豪ドルは1.23%安の0.74265米ドル。10月16日以来の安値を付けた。

INGのアナリストは、最近の欧州中央銀行(ECB)とは異なり、豪中銀は少なくともタカ派的な見方をやや抑制することに成功したものの、「市場は依然として今後12カ月での76ベーシスポイント(bp)の利上げを織り込んでいる」とした。

ポンドは0.32%安の1.36175ドル。ユーロは0.25%安の1.15775ドル。

スイスフランは対ユーロで一時1年半ぶりの高値を付けた。この日は2020年3月以来の安値となる1.0544フランまで売られる場面があったが、その後切り返し、0.33%高の1.05875フランとなった。対ドルでは0.6%高の0.91455フランだった。

ドル/円 NY終値 113.95/113.98

始値 113.56

高値 113.98

安値 113.58

ユーロ/ドル NY終値 1.1577/1.1581

始値 1.1605

高値 1.1607

安値 1.1576

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