イスラエルとハマスは停戦を、聴衆がバイデン氏の演説妨害し訴え

Andrea Shalal　Jarrett Renshaw

[ミネアポリス １日 ロイター] - バイデン米大統領がミネアポリスで１日に開いた選挙資金集会で、聴衆がイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦が必要と訴え、演説を妨害する一幕があった。バイデン氏は紛争「中断」を呼びかけた。

バイデン氏が２００人ほどを前に演説していたところ、聴衆の１人が「今すぐ停戦を呼びかけてほしい」と叫ぶと、バイデン氏は「中断が必要だと考えている。人質の救出に必要な時間ということだ」と応じた。

ホワイトハウスはかねてより、パレスチナ自治区ガザへの支援物資搬入や人質解放のため、紛争の「人道的中断」を支持するとしている。

この聴衆はその後、警備員に会場の外に連れ出された。演説を再開したバイデン氏は中東の紛争を巡る感情を理解していると語った。

「これはイスラエル人にとっても、イスラム世界にとっても信じられないほど複雑な問題だ。私は当初から２国家解決を支持している」とした上で「ハマスがテロ組織であることは事実だ」などと主張した。