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ECB、政府預金付利見直し 物価対策で利払い負担増大=関係筋

ロイター / 2023年11月2日 16時32分

 11月1日、欧州中央銀行(ECB)当局者は、インフレ対策により生じた損失を食い止めるため、ユーロ圏の各国政府が中銀に預ける資金に支払う利子について、引き下げも含めて変更を検討している。写真は本社ビル外の欧州中央銀行(ECB)のロゴ。ドイツ、フランクフルトで3月撮影。(2023年 ロイター/Heiko Becker)

Francesco Canepa

[フランクフルト 1日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)当局者は、インフレ対策により生じた損失を食い止めるため、ユーロ圏の各国政府が中銀に預ける資金に支払う利子について、引き下げも含めて変更を検討している。関係者2人がロイターに明らかにした。

ECBとユーロ圏20カ国の中央銀行は、ユーロ圏の融資と物価上昇を抑制するため、預金金利を過去最高水準まで引き上げたが、それに伴い多額の損失を計上している。

利払い負担を軽減するため、ユーロ圏の各国中銀は先週の理事会で政府預金への付利についての議論を再開した。関係者2人が明らかにした。

ただ、変更が逆効果になる恐れがあるとして決定を先送りしたという。政府預金への利子を引き下げることで政府は市中銀行に資金を移し、市中銀行はその資金をECBに預けてさらに高い利子を得ることになるとの懸念が出ているという。

ECBの報道官はコメントを控えている。

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