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中国当局、50%への短期金利急騰で金融機関に説明求める=関係筋

ロイター / 2023年11月2日 18時48分

11月2日、 中国の金融規制当局は月末の流動性逼迫で短期金利が50%にまで急騰したことを調査しており、一部の金融機関に高金利での借り入れ理由を説明するよう求めている。関係筋3人が明らかにした。写真は人民元紙幣と中国の旗のイメージ。2017年5月撮影(2023年 ロイター/Thomas White)

[上海 2日 ロイター] - 中国の金融規制当局は月末の流動性逼迫で短期金利が50%にまで急騰したことを調査しており、一部の金融機関に高金利での借り入れ理由を説明するよう求めている。関係筋3人が明らかにした。

10月31日の短期金利急騰は月末の資金需要に加え、今後の大量の国債発行や市場での金融機関のデフォルト懸念が背景だった。

関係筋2人によると、インターバンク市場を運営する中国人民銀行(中央銀行)傘下の中国外貨取引センター(CFETS)は50%の金利で取引を行った機関に説明を求めた。

●スタンダード・チャータードの中国マクロ戦略担当責任者ベッキー・リウ氏は、人民元がドルに対して下落するのを食い止めるために当局が引き締まった元流動性の維持を望んだ可能性もあると述べた。

あるトレーダーによると、大手銀行が貸し渋る様子を見せたため、31日午後の取引では多数のファンド、証券会社、信託会社がデフォルトを避けるために資金を借りようと躍起になっていた。

関係筋は「資金需要が供給をはるかに上回り、短期金利を押し上げた。個々の金融機関にとっては合理的な判断だった」と述べた。

しかし、別のトレーダー筋によると、規制当局は1日の会議で一部の金融機関に「感情的になるな」と伝えた。

同筋は「今はまだ誰もが少し神経質になっている。みんな備えができており、流動性を潤沢に維持するだろう」と語った。

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