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独製造業PMI、10月改定40.8に小幅改善 需要は低迷

ロイター / 2023年11月2日 18時49分

 11月2日、2日発表の10月のドイツのHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は40.8だった。需要の低迷で不況が続いている。独ドゥイスブルグのスチール工場で2022年11月撮影(2023年 ロイター/Wolfgang Rattay)

[ベルリン 2日 ロイター] - 2日発表の10月のドイツのHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は40.8だった。需要の低迷で不況が続いている。

9月は39.6。3カ月連続の改善となったが、好不況の分かれ目となる50を引き続き大幅に下回った。

ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「製造業が今年も低迷していることは明らかなようだ。ただ、来年前半には回復する可能性がある」と述べた。

10月のPMIは5カ月ぶりの高水準。生産の減少ペースが6月以降で最低となった。

調査対象企業によると、顧客は不透明感と高金利を背景に在庫を減らし、総じて投資を控えている。

需要低迷を背景に供給網に対する圧力は引き続き緩和。投入価格と産出価格も一段と低下した。新規受注を巡る競争が激しいという。

将来の生産に対する予想は依然として悲観的だが、若干の改善が見られた。

デラルビア氏は、人員削減は加速しているものの「過去の景気後退との比較では、製造業全般の状況を踏まえると、足元の雇用シナリオは引き続き相対的に良好なようだ」と指摘した。

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