住商、マダガスカルのニッケル事業で減損 あらゆる選択肢検討
ロイター / 2024年5月2日 16時48分
Shinichi Uchida
[東京 2日 ロイター] - 住友商事は2日、マダガスカルのニッケル事業で2024年1─3月期に約890億円の減損損失を計上したと発表した。プラント設備の不具合や足元の操業状況を踏まえ生産量見通しを下方修正し、事業計画を見直した。上野真吾社長は会見で「実質全損。これ以上PL(損益計算書)で赤字が出ることはない」とした上で、経済的・社会的責任を考慮し「あらゆる選択肢を考えていかなければいけない」と語った。
1─3月期はこのほか、ミャンマー通信事業に対する引き当てやグローバル青果事業の減損などを計上し、一過性損失は計1500億円に及ぶ。上野社長は「ほぼ大きな課題事業に対処できた」と評価した。
関係者によると、物言う投資家として知られる米エリオット・マネジメントが、住商株を数百億円分購入した。エリオットとの協議状況に関する質問に対し、上野社長は具体的な言及を控えた。その上で、対応方針として「投資家、株主とはしっかりと広く積極的に対話をしており、ステークホルダーの声は経営に生かしていきたいという基本方針に変わりはない」と語った。
この記事に関連するニュース
-
トップ交代でラーメンチェーン「幸楽苑」大復活の衝撃…奇をてらわない原点回帰で客数が回復
集英社オンライン / 2024年7月24日 8時0分
-
英シェル、最大20億ドル減損計上へ プラントの建設停止と売却で
ロイター / 2024年7月8日 13時47分
-
200億円の公的資金期限内返済を半ばあきらめた「じもとホールディングス」…、ゾンビ化する傘下の「きらやか銀行」救済に未来はあるのか?
集英社オンライン / 2024年7月3日 8時0分
-
ランサムウェア被害で延期のイズミ本決算がついに発表、西友九州事業取得のねらいは?
ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2024年7月2日 20時59分
-
ワコールの大株主に海外ファンドが浮上…赤字のピーチ・ジョン売却はあるのか?(小林佳樹)
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月29日 9時26分
ランキング
-
1ファミマ、「カラフル靴下」が2000万足突破の衝撃 地味だった衣料品売り場を「主役級」に大改革
東洋経済オンライン / 2024年7月28日 8時0分
-
2カスハラ被害、企業規模が大きいほど増加 最も被害が多い業界は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月28日 8時10分
-
3「子どもが野菜を食べてくれない」悩みへの回答 科学的に正しい「野菜嫌いをなくす5つの方法」
東洋経済オンライン / 2024年7月27日 15時0分
-
4渋谷「三井住友銀行+スタバ」は異空間だった アプリ会員は無料でソファやテーブルが利用可
東洋経済オンライン / 2024年7月28日 10時0分
-
5スズキ、コンパクトSUV「フロンクス」の最新情報を公開
財経新聞 / 2024年7月27日 16時36分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)