アップル、1─3月期は減収も予想より小幅 クック氏は増収回帰想定
ロイター / 2024年5月3日 6時37分
[2日 ロイター] - 米アップルが2日に発表した第2・四半期(1─3月)決算は売上高が減少したものの、市場予想より小幅な減収にとどまった。ティム・クック最高経営責任者(CEO)はロイターに対し、人工知能(AI)機能への投資を背景に第3・四半期(4─6月)は売上高が再び増加に転じると述べた。
また、現金配当を4%増加させたほか、1100億ドルの自社株買いも新たに承認。インベスティング・ドット・コムのアナリスト、トーマス・モンテイロ氏によると、今回の自社株買いは過去最大規模という。
これを受け、アップルの株価は引け後の時間外取引で約7%上昇した。
第2・四半期の売上高は4%減の908億ドル。市場予想は900億1000万ドルだった。
第3・四半期の全体の売上高について、クック氏は「1桁台前半の伸び」を見込んでいると指摘。市場予想は1.33%増の828億9000万ドルとなっている。
第2・四半期のiPhone売上高は10.5%減の459億6000万ドル。市場予想は460億ドルだった。前年の第2・四半期はパンデミック(世界的大流行)のロックダウンに伴うサプライチェーン(供給網)の混乱からの回復でiPhone売上高が50億ドル急増するという恩恵を受けており、この一時的な要因を除けばiPhone売上高は小幅減にとどまったという。
クック氏は、iPhone売上高は引き続き「中国を含むいくつかの市場で伸びた」と語った。
第2・四半期の中国の売上高は8.1%減の163億7000万ドルとなったが、ビジブル・アルファがまとめたアナリスト予想の155億9000万ドルを上回った。
第2・四半期の1株利益は1.53ドル。市場予想は1.50ドル。
アップルミュージックやアップルTVを含むサービス事業の売上高は238億7000万ドルに増加。アナリスト予想の232億7000万ドルを上回った。
パソコン「Mac」の売上高も75億ドルに増加した。市場予想は68億6000万ドルと減収見込みだった。新型チップ「M3」を搭載した新型のラップトップパソコン「MacBook Air(マックブックエア)」が好調だったという。
iPad部門の売上高は55億6000万ドルに減少。アナリスト予想は59億1000万ドルだった。
ワイヤレスイヤホン「エアポッズ」と「アップルウオッチ」を含むウエアラブル部門の売上高は79億1000万ドルに減少。市場予想は80億8000万ドルだった。
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