トランプ氏、自身実刑なら国民は「限界点迎える」 支持者暴動懸念する声も
ロイター / 2024年6月3日 7時19分
6月2日、 トランプ前米大統領(写真)はFOXニュースのインタビューで、不倫口止め料支払いを巡る業務記録改ざんで有罪評決を受けたことに伴い、自身としては自宅軟禁や禁固刑を受け入れると表明しつつも「国民がそれに賛同するかどうかは分からず、受け入れは難しいと思う。どこかの段階で我慢の限界点を迎える」と語った。ニューヨークで5月撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)
Susan Heavey
[ワシントン 2日 ロイター] - トランプ前米大統領は2日放送のFOXニュースのインタビューで、不倫口止め料支払いを巡る業務記録改ざんで有罪評決を受けたことに伴い、自身としては自宅軟禁や禁固刑を受け入れると表明しつつも「国民がそれに賛同するかどうかは分からず、受け入れは難しいと思う。どこかの段階で我慢の限界点を迎える」と語った。
そうした限界点に達した後、何が起きるのかトランプ氏は具体的には明らかにしていない。ただ民主党関係者などからは、トランプ氏の扇動による支持者の暴動を懸念する声も聞かれる。
トランプ氏次男の妻で共和党全国委員会の共同委員長を務めるララ・トランプ氏はCNNテレビで、トランプ氏が投獄の判決を受けた場合に支持者がどうするか聞かれると、冷静さを保って11月5日の大統領選で抗議の意志を示し、言論だけで反対を表明すると言い切った。
しかし民主党のアダム・シフ下院議員はCNNテレビに「トランプ氏の支持層はララ氏ではなく彼の言葉に耳を傾ける」と述べ、この日のトランプ氏の「限界点」発言について暴力への新たで危険なアピールだと警戒感を示した。
トランプ氏に対する量刑は7月11日に言い渡される予定。同氏は控訴すると明言しており、弁護団も最終的には連邦最高裁まで徹底的に争う意向を示唆している。
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