OPECプラス、協調減産25年末まで 相場下支えへ1年延長
ロイター / 2024年6月3日 7時23分
6月2日、 石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国でつくる「OPECプラス」は閣僚級会合で、協調減産を2025年末まで延長することで合意した。写真はウィーンのOPEC本部で2018年6月撮影(2024年 ロイター/Leonhard Foeger)
Ahmad Ghaddar Alex Lawler Maha El Dahan
[ロンドン/ドバイ 2日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国でつくる「OPECプラス」は2日の閣僚級会合で、協調減産を2025年末まで延長することで合意した。需要の伸び悩みや高金利などに圧迫される原油価格を下支えする。
OPECプラスは22年終盤から一連の減産を実施し、現在の削減規模は合計で日量586万バレルと世界の需要の約5.7%に相当する。
このうち日量366万バレルの協調減産は24年末、8カ国による同220万バレルの自主減産は今月末が期限だった。
OPECプラスは今回、協調減産を25年末まで、自主減産を今年9月末まで、それぞれ延長することで合意した。自主減産は10月から来年9月にかけて段階的に縮小する。
サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は「われわれは金利が低下し、経済成長の軌道が改善するのを待っている」と記者団に述べた。また、需要が不十分なら減産縮小の一時停止や撤回もあり得るとした。
この記事に関連するニュース
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)