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北朝鮮、新型弾道ミサイル発射に成功と発表 超大型弾頭の搭載可能

ロイター / 2024年7月2日 9時6分

 7月2日、 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は同国が前日に4.5トンの超大型弾頭を搭載できる新型戦術弾道ミサイルの発射実験に成功したと伝えた。写真は北朝鮮の旗。韓国側から2022年7月撮影(2024年 ロイター/Kim Hong-Ji)

Jack Kim

[ソウル 2日 ロイター] - 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は2日、同国が前日に4.5トンの超大型弾頭を搭載できる新型戦術弾道ミサイルの発射実験に成功したと伝えた。

北朝鮮は1日、2発の弾道ミサイルを発射した。韓国軍は2発目は「不規則」な軌道を飛行したとし、失敗した可能性があると分析した。

KCNAは2発目については言及しなかった。

KCNAによれば、新型戦術弾道ミサイル「火星11型」の発射実験は、飛行の安定性と精度を確認するため、模擬重弾頭を搭載して実施された。

模擬弾頭の性質の詳細は伝えていない。

KCNAによれば、北朝鮮のミサイル管理局は7月にも同型ミサイルの発射を行い、超大型弾頭の「爆発力」を試す予定。

火星11型は北朝鮮が開発した一連の短距離弾道ミサイル(SRBM)で、KN─23やKN―24とも呼ばれている。

韓国軍は1日、今回発射されたミサイル2発のうち1発目はKN─23とみられ、約600キロメートル飛行したと発表した。

ウクライナ当局の調査によれば、KN─23は北朝鮮がロシアに供給し、対ウクライナ戦争で使用されたミサイルである可能性が高い。

北朝鮮とロシアは武器取引を否定しているが、両国首脳が9月にロシアで会談し、より緊密な軍事協力を約束して以来、関係は急速に発展している。

韓国政府関係者は、北朝鮮の最近の短距離弾道ミサイル発射は潜在的な買い手に商品を見せる意図があるかもしれないと指摘する。

KCNAによると、北朝鮮の重要政策を話し合う朝鮮労働党中央委員会の総会が1日に閉会した。総会での国防や外交政策に関する議論についてはほとんど触れず、金正恩総書記が軍に指示を与えたとだけ伝えた。

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