ロシア製造業ＰＭＩ、6月は大幅上昇 雇用増ペース過去最速に

　７月１日、Ｓ＆Ｐグローバルが発表した６月のロシア製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は５４．９と前月の５４．４から上昇し、３カ月ぶりの大幅な伸びとなった。写真はロシアのサヤノゴルスクにあるアルミニウム製錬所で２０１５年９月撮影（２０２４　ロイター／Ilya Naymushin）

[１日 ロイター] - Ｓ＆Ｐグローバルが１日発表した６月のロシア製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は５４．９と前月の５４．４から上昇し、３カ月ぶりの大幅な伸びとなった。

生産が７年超ぶりの水準で拡大し、新規受注も大きく伸びた。また、受注増は過去最速ペースの雇用拡大につながり、企業の受注残は４カ月ぶりに減少した。

物流費用上昇などから投入価格が昨年１１月以来のペースで上昇し、企業が販売価格を年初来最も引き上げたが、将来の生産見通しは３カ月ぶり高水準となった。新製品開発計画や顧客獲得範囲の拡大が背景とみられる。