ユーロ圏インフレ鈍化「正しい方向への一歩」=ECB総裁
ロイター / 2024年7月3日 1時46分
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁(写真)は2日、ユーロ圏でディスインフレが「かなり進んでいる」との見方を示すと同時に、経済成長の見通しにはまだ「疑問符」が残っていると述べた。6月撮影(2024年 ロイター/Wolfgang Rattay)
[シントラ(ポルトガル) 2日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は2日、ユーロ圏でサービス価格の上昇が続いているものの、6月のインフレ鈍化は正しい方向への一歩になるとの見方を示した。
欧州連合(EU)統計局が2日発表した6月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)上昇率(速報値)は前年比2.5%と、5月の2.6%から小幅に鈍化。ただ、サービス部門のインフレ率は4.1%で高止まりした。
ラガルド総裁はポルトガルのシントラ近郊で開催されているECBの年次フォーラムで、ECBが指標に用いているHICPは「正しい方向に向かっている」と言及。ディスインフレの道を「かなり進んでいる」とし、ユーロ圏のインフレ率は1年以内に「2%台前半」に低下し、来年下半期には目標とする2%に達するとの見方を示した。
サービスインフレに大きな変化が見られていないことについては、賃金がようやく物価に追いついたことが大きな要因と指摘。モノ(財)のインフレ低下によって部分的に相殺されているとし、最終的には均衡が取れるため、ECBはサービスインフレ率が2%まで低下する必要はないと見なしていると述べた。
ECBは6月6日の理事会で4年9カ月ぶりとなる利下げを決定。市場では9月と12月に追加利下げが実施されるとの見方が出ている。
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