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NY外為市場=ドル小幅安、FRB議長のハト派発言や雇用統計受け

ロイター / 2024年7月3日 6時2分

ニューヨーク外為市場では、薄商いで相場が不安定な展開となる中、ドルが小幅下落。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 2日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、薄商いで相場が不安定な展開となる中、ドルが小幅下落。米連邦準備理事会(FRB)パウエル議長の幾分ハト派的な発言を受け、年内利下げの観測が高まった。

パウエルFRB議長は、ポルトガルで開催された欧州中央銀行(ECB)主催の会合で、米国は「ディスインフレの道」に戻ったものの、FRBは利下げに着手する前にインフレが鈍化しているとの「確信を持ちたい」とし、一段のデータを確認する必要があるという見解を示した。

シルバーゴールドブルのFX・貴金属リスクマネジメント担当ディレクター、エリック・ブレガー氏は「パウエル議長の発言に特に目新しものはなかったが、ややハト派的だったと言える」とし、これがドルを若干下押しする要因になったと述べた。

また、この日発表された5月の米雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が22万1000件増の814万件と、過去2カ月の大幅な減少から増加に転じた。ロイターがまとめた求人件数のエコノミスト予想は791万件だった。

終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は0.1%安の105.71となった。

ドル/円は横ばいの161.48ドル。日米の金利差拡大が意識される中、一時161.745円と約38年ぶりの高値を付ける場面もあった。

円は対ユーロでも、前日に付けた最安値の173.67円を小幅下回る水準で推移。キャリートレードに依然妙味が残る中、円は豪ドルに対しても33年ぶりの安値近辺となった。

一方、ユーロは対ドルで横ばいの1.0741ドル。

市場では、週末行われるフランス国民議会(下院)総選挙の第2回投票に注目が集まる。

その他の通貨では、ポンドは対ドルで0.3%高の1.2683ドル。

豪ドル/米ドルは0.1%高の0.6668米ドルとなった。

ドル/円 NY終値 161.44/161.48

始値 161.61

高値 161.70

安値 161.28

ユーロ/ドル NY終値 1.0744/1.0747

始値 1.0717

高値 1.0747

安値 1.0715

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