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米FDA、イーライリリーのアルツハイマー薬を承認 エーザイに次ぎ2例目

ロイター / 2024年7月3日 6時7分

米食品医薬品局(FDA)は2日、米製薬大手イーライリリーの新たなアルツハイマー病治療薬「ドナネマブ」を承認したと発表した。2020年9月撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)

Julie Steenhuysen Mariam Sunny

[2日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は2日、米製薬大手イーライリリーの新たなアルツハイマー病治療薬「ドナネマブ」を承認したと発表した。アルツハイマー型認知症の症状の進行を遅らせる医薬品としては、米バイオ医薬品大手バイオジェンとエーザイが共同開発した「レカネマブ」に次いで2例目となる。

外部専門家でつくるFDAの諮問委員会は先月、初期段階のアルツハイマー病患者に対してデータで有効性が示されているという見解を全員一致で支持していた。

ドナネマブは1年前に承認されたレカネマブと同様に、アルツハイマー病の原因物質とされる脳内のたんぱく質「アミロイドベータ」を除去するように設計。ドナネマブは、脳のスキャンでアミロイド斑が確認されなくなった時点で投与を止めることができる。

リリーによると価格は1バイアル当たり695.65ドル。13回の点滴による年間の治療費は約3万2000ドル。レカネマブの費用は年間2万6500ドル。

モーニングスターのアナリスト、ダミアン・コノーバー氏は、ドナネマブのピーク時の年間売上高は50億ドルを超えると予想。ドナネマブとレカネマブの市場シェアはほぼ均等になるとの見方を示した。

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