カナダ労組、中国製ＥＶや関連部品に関税措置を要求

　８月１日、カナダの労働組合ユニフォーは、政府に対し、中国製の電気自動車（ＥＶ）や車載電池などのＥＶ部品全てに関税措置を導入し、米国が先に表明した措置との協調を図るよう促した。写真は運搬船に積み込まれようとする中国の輸出用ＥＶ。中国の江蘇省にある港で４月撮影（２０２４　ロイター／File Photo）

Divya Rajagopal

[トロント １日 ロイター] - カナダの労働組合ユニフォーは１日、政府に対し、中国製の電気自動車（ＥＶ）や車載電池などのＥＶ部品全てに関税措置を導入し、米国が先に表明した措置との協調を図るよう促した。

カナダ政府は先月、米国や欧州連合（ＥＵ）に続いて中国製ＥＶへの関税導入を検討する公開協議プロセスを開始した。今週中に終了する予定となっている。

ユニフォーは、カナダは米国やＥＵと同様に「不公正な輸入によってもたらされる脅威」に積極的に対応すべき時期であると主張。中国製ＥＶには現行関税に１００％の付加税を上乗せし、車載電池やＥＶモーター、電池材料については付加税を２５％とするよう政府に要求した。

中国のＥＶ最大手、比亜迪（ＢＹＤ）は先日、関税適用やＥＶ乗用車の販売計画についてカナダ政府と協議していた。