ＬＩＮＥヤフーが自社株ＴＯＢ、株式の流通比率引き上げへ

　８月２日、ＬＩＮＥヤフーは、１株３８８円で自社株を公開買い付けすると発表した。写真はＬＩＮＥアプリのロゴ。２０１４年９月、都内で撮影（２０２４年　ロイター/Toru Hanai）

Nobuhiro Kubo

［東京　２日　ロイター］ - ＬＩＮＥヤフーは２日、発行済み株式総数の５．１３％・１５００億円を上限に自社株を公開買い付けすると発表した。６４．４２％を保有する親会社のＡホールディングス（東京都港区）が応募する。公開買い付け実施後に自己株を消却し、上場基準に抵触する株式の流通比率を引き上げる。

買付価格は１株３８８円。買い付け期間は５日から９月２日まで。ソフトバンクと韓国ネイバーの合弁会社で、ＬＩＮＥヤフーの親会社Ａホールディングスの議決権比率は最大で６２．５０％まで低下する見込みだが、引き続きＬＩＮＥヤフーの親会社にとどまる。

ＬＩＮＥヤフーの株式流通比率は２０２４年３月末時点で３４％と東証プライムの上場基準３５％を満たしておらず、同社は改善計画に取り組んでいる。