NATO事務総長、ウクライナの越境攻撃は正当と認識
ロイター / 2024年9月2日 9時51分
NATOのストルテンベルグ事務総長は、ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃について、自衛権の範囲内で正当との認識を示した。独紙ウェルト日曜版に語った。写真は米ワシントンで7月撮影(2024年 ロイター/Elizabeth Frantz)
[ベルリン 31日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は、ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃について、自衛権の範囲内で正当との認識を示した。独紙ウェルト日曜版に語った。
ストルテンベルグ氏は「ウクライナには自衛権がある。国際法によると同権利は国境内にとどまらない」と述べた。ウクライナ越境攻撃について初めて見解を表明した。
同氏はまた、NATOは越境攻撃について事前に知らされておらず、関与もしていないと言明した。
ウクライナのゼレンスキー大統領が越境攻撃について、ロシア軍がさらに国境を越えて進軍するのを防ぐための緩衝地帯の創設が目的と述べていることに触れ、「いかなる軍事作戦もそうだが、これにはリスクが伴う。しかし、どのように自国を守るかはウクライナが決めることだ」とした。
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