ガザ境界に軍駐留継続へ、ハマス「生命線」掌握の必要＝ネタニヤフ氏

　９月２日、イスラエルのネタニヤフ首相は、イスラム組織ハマスの重要な生命線をイスラエルが掌握していることが極めて重要だと述べ、パレスチナ自治区ガザとエジプトの境界地帯の「フィラデルフィア回廊」から軍を撤退させない意向を示した。 エルサレムでの記者会見で、代表撮影（２０２４年　ロイター）

Ari Rabinovitch

[エルサレム ２日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は２日、イスラム組織ハマスの重要な生命線をイスラエルが掌握していることが極めて重要だと述べ、パレスチナ自治区ガザとエジプトの境界地帯の「フィラデルフィア回廊」から軍を撤退させない意向を示した。

ネタニヤフ氏はエルサレムで行った記者会見で「『悪の枢軸』はフィラデルフィア回廊を必要としている。このため、われわれはフィラデルフィア回廊を支配しなければならない」と述べた。

ガザ地区南端のフィラデルフィア回廊の扱いはガザ停戦交渉の主要な争点の１つ。イスラエルはガザ地区への武器や弾薬の搬入に使われた疑いのある多くの地下トンネルがこの地域で発見されたとしており、ネタニヤフ首相はこれまでも、イスラエルはこの回廊を放棄しないと主張している。