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ハマス、ガザ人質対応に6月から新たな指針 イスラエル軍接近の場合

ロイター / 2024年9月3日 7時35分

 9月2日、イスラム組織ハマスの軍事部門「カッサム旅団」は、パレスチナ自治区ガザで拘束している人質を巡り、イスラエル軍が接近した場合の人質の扱い方について、6月以降、新たなガイドラインに従って行動していると明らかにした。写真はカッサム旅団のウバイダ報道官。2019年、ガザ南部で撮影(2024年 ロイター/Ibraheem Abu Mustafa)

Nidal al-Mughrabi Jaidaa Taha

[カイロ 2日 ロイター] - イスラム組織ハマスの軍事部門「カッサム旅団」は2日、パレスチナ自治区ガザで拘束している人質を巡り、イスラエル軍が接近した場合の人質の扱い方について、6月以降、新たなガイドラインに従って行動していると明らかにした。

カッサム旅団のウバイダ報道官は、新たなガイドラインはイスラエルが6月に実施した人質救出作戦後に発令されたと述べた。ただ詳細は明らかにしなかった。

イスラエル軍は6月の作戦で4人の人質を救出したが、その際に女性や子どもを含むパレスチナ人数十人が殺害された。

ウバイダ氏は「イスラエルのネタニヤフ首相が、停戦合意ではなく軍事圧力で人質を解放しようとしていることは、人質が死体となって家族の元に返されることを意味する」と語った。

イスラエル軍は1日、ガザ地区最南部ラファの地下トンネルで、ハマスに拘束されていた人質6人の遺体を収容したと発表。発見される直前に殺害されたという。イスラエル保健省報道官によると、6人は至近距離で何発も撃たれ殺害された。

イスラエルのネタニヤフ首相は2日の記者会見で、人質は後頭部を撃たれていたとし、ハマスは重い代償を払うことになると述べた。

これについてハマスの幹部サミ・アブ・ズフリ氏は、ネタニヤフ氏はハマスを非難することで人質の死に対する自らの責任から逃れようとしていると指摘。「ネタニヤフ氏は6人の人質を殺害し、残りの人質も殺害する決意だ。イスラエルはネタニヤフ首相か合意か、どちらかを選ばなくてはならない」と語った。

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