ペルーＣＰＩ、9月は前年比＋1.78％ 4年ぶりに2％下回る

[リマ １日 ロイター] - ペルー国家統計情報庁（ＩＮＥＩ）が１日発表した９月の消費者物価指数（ＣＰＩ）は、前年比１．７８％上昇と伸びが鈍化した。食品・飲料と輸送費の下落を受けて４年ぶりに２％を下回り、中央銀行が利下げを継続する可能性が高まった。

７月は２．１３％上昇、８月は２．０３％上昇だった。中銀の目標レンジは１─３％。

中銀は先月、政策金利を２会合連続で引き下げ、５．２５％とした。

９月の食品・飲料は前年比約１％下落、輸送は同０．４％下落、接客部門とその他商品・サービスは０．２％上昇した。

ＣＰＩは前月比で０．２４％下落。アナリストは０．０７％上昇すると予想していた。

１─９月のインフレ率は１．８６％上昇となった。

ペルー経済は社会不安から景気後退（リセッション）に一時陥ったが、ここ数カ月回復の兆候を示しており、今年の成長率は３．１％と予想されている。