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米テスラ、スウェーデンでスト継続でも市場シェア拡大

ロイター / 2024年10月2日 10時8分

 10月1日、米電気自動車(EV)大手テスラは2024年、スウェーデンにおいて労働争議がほぼ1年続いているにもかかわらず、市場シェアを伸ばしている。ストックホルム北部で2023年12月撮影(2024年 ロイター/Marie Mannes)

[ストックホルム 1日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラは2024年、スウェーデンにおいて労働争議がほぼ1年続いているにもかかわらず、市場シェアを伸ばしている。自動車業界団体のモビリティ・スウェーデンが1日発表した自動車販売データで明らかになった。

テスラの1─9月の販売台数は前年同期比1%増の1万6478台で、市場シェアは前年同期の7.8%から8.5%に拡大した。

テスラは、労働協約の締結を拒否したことで、労働組合「IFメタル」が労働者を代表して交渉に当たっている労働争議の渦中にある。

争議はテスラの整備士らが2023年10月下旬に実施したストライキから始まり、それ以降、港湾労働者や電気技師、清掃員など10以上の組合が連帯してテスラ批判に加わっている。

9月30日には労組「ビジョン」が争議に加わり、10日までに紛争が解決しなければ、ヨーテボリの電力会社で最大40人の組合員がテスラの充電拠点のサービスを停止すると発表した。

テスラは組合が要求する条件と同等かそれ以上の条件を提示しているとし、非組合員を雇用するなど、操業を継続する方法を見つけたと述べている。

同社のマスク最高経営責任者(CEO)は4月、労組による活動が続いていても、同社スウェーデン事業の嵐は過ぎ去ったとの考えを示した。

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