1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

韓国CPI、9月は予想以上に伸び鈍化 利下げ後押し

ロイター / 2024年10月2日 11時53分

[ソウル 2日 ロイター] - 韓国統計局が2日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年比1.6%上昇と、8月の2.0%上昇から予想以上に鈍化した。利下げ観測が高まる中、韓国銀行(中央銀行)のインフレ目標である2%を2021年序盤以来3年半ぶりに下回った。

ロイターがまとめたエコノミストの予想中央値は1.9%上昇だった。

前月比では0.1%上昇し、8月の0.4%上昇から鈍化。エコノミスト予想の0.3%上昇も下回った。石油製品が4.1%、民間サービス価格が0.4%それぞれ下落し、農産物や公共事業の伸びを相殺した。

変動の激しい食品とエネルギー製品を除いたコアインフレ率は前年比2.0%で、8月の2.1%から鈍化。21年11月以来の低水準となった。

市場では中銀が今月11日の次回会合で利下げを実施するとの見方が高まっている。

金融政策に敏感な3年物国債利回りは3.4ベーシスポイント(bp)低下し2.777%と、22年4月以来の低水準を付けた。

新韓証券の債券アナリスト、アン・ジェギュン氏は「改めて利下げを後押しする内容だった」と指摘し、来週の利下げを予想した。

「インフレ率が2%台から1%台に低下した後に中銀が利下げした前例はあるが、今回何が違うかと言えば家計債務と中銀の家計債務への姿勢だ」と述べた。 

中銀は8月の前回会合で、政策金利を16年ぶりの高水準となる3.50%に据え置いた。インフレが低下し、内需が減速していたにもかかわらず、住宅市場の過熱による金融安定へのリスクに懸念を示した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください