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アップル、印iPhone工場火災で中国から部品調達も=業界筋

ロイター / 2024年10月2日 12時4分

 10月1日、インド財閥タタ・グループ傘下タタ・エレクトロニクスの米アップル製スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」工場で起きた火災により、販売が急増するインド最大の祝祭期に向けた生産に支障が出る見通しで、アップルのサプライヤーは中国その他地域から重要部品を調達する必要に迫られる可能性がある。写真はアップルのiPhone。インドのムンバイで昨年4月撮影(2024 ロイター/Francis Mascarenhas)

Munsif Vengattil

[ベンガルール 1日 ロイター] - インド財閥タタ・グループ傘下タタ・エレクトロニクスの米アップル製スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」工場で起きた火災により、販売が急増するインド最大の祝祭期に向けた生産に支障が出る見通しで、アップルのサプライヤーは中国その他地域から重要部品を調達する必要に迫られる可能性がある。

インド南部タミルナド州ホスールにある工場は、iPhoneのバックパネルなどを供給するインド唯一のサプライヤーで、生産再開の見通しは立っていない。

香港の調査会社カウンターポイント・リサーチによると、10月末から11月初めの祭りシーズンにiPhone「14」および「15」モデルは150万台の販売が見込まれるが、火災の影響で10―15%の需要を満たせなくなる可能性がある。同社は、アップルが「部品の輸入を増やしたり、輸出用在庫のうちインドに回す分を増やしたりして影響を相殺する可能性がある」と指摘した。

業界筋は、アップルが8週間分の在庫を抱えている可能性が高く、直ちに影響は出ないと予想する。しかし生産中止が長引くようなら、中国に新たな組み立てラインを設置したり、中国でシフトを増やしたりしてインド向けの部品を確保する必要が出てくるとの見方を示した。

アナリストによると、タタを含むインドのサプライヤーは、今年の世界全体のiPhone出荷台数の20―25%に寄与する見通し。昨年はこの割合が12―14%だった。

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