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午後3時のドルは143円後半で底堅い、香港株高が支え 中東情勢には警戒

ロイター / 2024年10月2日 15時47分

 10月2日、 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル高/円安の143円後半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 2日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル高/円安の143円後半で取引されている。中東情勢の悪化を受けて日経平均は大幅に下落したが、休場明けの香港株が大幅高となったことで、外為市場はリスクオンムードの下で円が弱含みとなった。

東京市場のドルは、143円半ばから144円前半へじり高となった。きょうから取引が再開された香港株式市場の主要指数が6%高と大きく上昇したことを受けて、前日海外で下落したクロス円が軒並み反発。対ドルでも円が軟化した。

豪ドルは99円半ばと前日海外安値の98円前半から、ユーロも159円前半と同158円半ばから反発した。

市場では「中東情勢には引き続き警戒が必要だが、中国が休暇明けに一段の景気対策を打つとの観測も出回っており、リスクオンムードが優勢となってきた」(外銀関係者)との声が聞かれた。

しかし、日本時間午後に米ニュースサイトのアクシオスが、イスラエルがイランに対して「大規模な報復」を数日中に開始すると伝えると、円安は失速。ドルは143円後半へ、豪ドルも98円後半へ反落した。

イスラエルは2日、ヒズボラの拠点であるベイルート南部郊外を再び空爆した。ヒズボラもレバノンに潜入していたイスラエル軍を退却させたと発表するなど、戦闘は続いている。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 143.71/143.72 1.1062/1.1063 158.97/158.99

午前9時現在 143.73/143.75 1.1064/1.1065 159.03/159.05

NY午後5時 143.56/143.58 1.1068/1.1069 158.88/158.90

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