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9月大幅利下げは「金利の調整」、物価との戦い継続=リッチモンド連銀総裁

ロイター / 2024年10月3日 2時7分

米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は2日、連邦準備理事会(FRB)が9月の会合で決定した0.50%ポイントの利下げについて、政策金利が経済状況に整合する水準になかったと認めるものだったとの認識を示した。2月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

Howard Schneider

[ウィルミントン(米ノースカロライナ州) 2日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は2日、連邦準備理事会(FRB)が9月の会合で決定した0.50%ポイントの利下げについて、政策金利が経済状況に整合する水準になかったと認めるものだったとの認識を示した。ただ、インフレとの戦いが終わったという兆候を示すものではないと述べた。

バーキン総裁はノースカロライナ大学での講演で、インフレが低下し、失業率が長期的に持続可能な水準に近づく中、「それまでに得られた進展を踏まえると(政策金利は)そこまで制約的である必要はなくなっていた」と述べた。

同時に、経済成長が力強さを維持する中、インフレに対する慎重な姿勢を崩していないとも表明。「インフレに関してはまだ課題が残っている」とし、経済の一部の側面からはディスインフレが続くかのようにみえるものの、「インフレとの戦いに勝利したと言うのはまだ難しい」と述べた。

その上で、今回の利下げサイクルをどの程度のペースで、どこまで進めるべきか、注意深く行動し、学びながら決定していかなくてはならないと語った。

バーキン総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つメンバー。9月17─18日のFOMCで決定された0.50%ポイントの利下げには賛成票を投じた。

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